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- 院長:河野和彦の紹介
当院の診療方針
安らぎ、信頼、希望をスローガンとして2009年7月に名古屋市でもっとも人口が増えている緑区に開院いたしました。 急増する認知症患者さんを早期に診断して的確な処方をして、ご家族が苦しまれないように工夫いたします。ご家族には認知症のケアについて助言し不要な不安を取り除きます。 ある程度進行した場合、介護保険を利用した介護予防を推進し、精神障害福祉手帳、自立支援、後見鑑定など必要な書類を敏速に作成いたします。常勤のケアマネジャーが入院相談を受け、連携病院に連絡をとります。 重症の患者さんにおいてもご家族の思いを受け止め、あきらめずに起死回生の治療をめざします。遠方からの来院者に対してはCTを設置していますので1回の診察で診断、治療方針の決定をおこない、地元のコウノメソッド(院長の処方手技)実践医に紹介します。 患者さんの内科的な診察、整形外科的、皮膚科的なトラブルにも対応します。介護者の健康状態についても相談に乗ります。
院長 河野和彦
院長:河野和彦経歴
- 昭和33年 名古屋市千種区生まれ
- 昭和51年 愛知高等学校卒業
- 昭和57年 近畿大学医学部卒業
- 昭和59年 名古屋第二赤十字病院研修修了(全科ローテート)
- 昭和63年 名古屋大学医学部大学院博士課程老年科学専攻修了(医学博士)その後、名古屋大学老年科医員
- 平成7年 名古屋大学老年科講師
- 平成8年 愛知厚生連海南病院老年科部長
- 平成15年 医療法人共和会共和病院老年科部長
- 平成21年 名古屋フォレストクリニック院長
院長:河野和彦の横顔
- 典型的なA型。末っ子の長男。大学時代は準硬式野球部(三塁手)と軽音学部(ドラム)。趣味は戦車模型とメジャーリーガーのグッズ収集。
- リズミカルな早口で的確な診察。患者を待たせない明るい外来がモットーです。変性疾患、進行性疾患、重症であろうが改善させる信念を持っています。自分が治せない患者は他では治らないという覚悟で診療にあたっています。
院長:河野和彦の航跡
- 医師3年目から認知症治療のエキスパート山本孝之先生(福祉村病院、愛知県豊橋市)に10年間師事。病棟・当直業務のかたわら1000例を越すCT読影、70例の脳槽造影CT、30例の剖検CPC(小阪憲司先生)に参加。レビー小体型認知症、正常圧水頭症、急性硬膜下水腫の多数の経験を得た。時計描画テストを考案。
- 平成3年に名古屋大学医学部附属病院で初の認知症外来を開設し、以後7箇所の医療施設で認知症外来を開設してきた。
- アルツハイマー型認知症治療薬アリセプトの処方数は発売当初から日本一を維持。アリセプトの長所と短所を熟知し、レビー小体型認知症に対する低用量処方を考案。共和病院時代からはじめた認知症ブログで認知症薬物療法マニュアル「コウノメソッド」を公開し全国から患者さんが来院されるようになる。(年間100名の県外来院者)
- 平成19年からコウノメソッドに賛同する全国の医師を実践医登録しインターネットで公開。地元で的確な処方を受けられる体制を整えてきた。コウノメソッドは処方の難しいピック病、レビー小体型認知症にも大きな成果を挙げている。ピック病の陽性症状に対するコントミン、レビー小体型認知症の意識障害に対するニコリン注射、幻視に対する抑肝散はいまやスタンダード治療となった。
- レビー小体型認知症のケアマネジャーをはじめとした福祉関係者への教育活動により年間100名の新患を診察し7割の改善率を得てきた。認知症ブログで公開した患者のスライドによって多くの家族が患者の診断にいきつき、誤った治療の見直しをおこなって病状の回復に成功してきた。
院長:河野和彦の最新情報
- コンサータ登録医になりました。大人の発達障害:とくにADHDについて短時間で確定診断し、間違いない治療ができると思います。ひきこもり、夫婦間DV、社内のいじめ、離婚などの原因を二次障害としてのうつ病とは鑑別して、本元の問題点として見つけ出します。気軽にご相談ください。本人が来られない場合もご家族の相談に乗ります(自費診療、これも電話予約)。
- 桜の花出版株式会社の2018年版名医ランキング(514人ランクイン) の老年部門(認知症)で2期連続1位になりました。平成29年6月8日発売予定です。出版社が6年の歳月をかけ調査し、医師同士の推薦も含めて、肩書を無視し、寄付金・掲載費用を受け付けずに本当に患者さんから評価された順位で掲載されています。業界から高く評価されている我が国最高度のランキングデータ本(オールカラー)です。
所属学会・認定資格
- 日本老年精神医学会専門医 指導医
- International Psychogeriatric Association会員
- 認知症治療研究会副代表世話人
院長:河野和彦の代表的な原著、総説
- 河野和彦:痴呆患者に対するThe Clock Drawing Testの新しい採点法とその有用性について。老化と疾患 7(12):1875-1885,1994.
- K.Kono et al.: Comparative study of cerebral ventricular dilation and cognitive function in patients with Alzheimer's disease of early versus late onset. J Geriatr Psychiat Neurol 6: 39-45, 1993.
- K.Yamada, K.Kono et al.: Decreased interleukin-6 level in the cerebrospinal fluid of patients with Alzheimer-type dementia. Neuroscience Letters 186: 219-221, 1995.
- 河野和彦:Watershed infarctと痴呆。Dementia 10(1): 29-40, 1996.
- 河野和彦:Donepezilの臨床的評価 第二報―アルツハイマー病・パーキンソン病合併例に対する1.25mg投与の成功。精神科治療学15(10):1071-1075, 2000.
- 河野和彦:7.高齢者の診かた 1)認知症。腎臓内科・泌尿器科 8(1) 印刷中、2018。